本研究室の國西海渡君、三村知広君らの研究成果が、Journal of Biomechanical Science and Engineeringに発表されました。
本論文では、3次元細胞中心モデルを用いて、組織の基盤となる曲面の曲率が細胞増殖による座屈パターンの形成をどのように制御するかを論じています。球面では半径の増大に伴ってドット状から迷路状へとパターンが遷移し、長球面ではカブトムシの角を思わせるジグザグの折り畳みが、扁球面ではショウジョウバエの脚原基に似た同心円状のパターンが現れることを示しました。これらの結果は、形態形成の帰結が分子の事前パターンだけでなく、発生中の原基がもつ巨視的な幾何形状に頑健に「コード」されていることを示唆しています。