京都大学大学院工学研究科
マイクロエンジニアリング専攻
生命数理科学分野
LIFE AND MATHEMATICAL SCIENCES
KYOTO UNIVERSITY (SINCE OCT. 2021)
生命数理科学分野
生命現象に根差した新しい数理科学の創成と工学応用
研究
ありのままを理解する
この世界の法則を理解するというのはどのようなことでしょうか。世界全体から興味ある部分を取り出したときに、その部分は、世界の何と同じであり、何を含んでいると、どのように言えるのでしょうか。私たちの研究室では、このような観点から、あるがままの自然を数理的、物理的なモデルとしてどのように表現し、それによって何を捨て、何を理解できるようになるのかを常に考えています。世界を表す新しい数理科学を構築し、工学へ展開しています。
Open Source
To realize diverse scientific research with the participation of experts from various backgrounds and citizens, we make publicly available research software developed with public funds.
ニュース
2025年1月12日
KuSuKu(京大学童保育)で井上がカブトムシの変身の秘密について話します。
キッズの皆さん、奮って遊びに来てください。
2024年11月28日
林将也君、Johns Hopkins Univ・Weng先生、Univ Texas at Austin・Wallingford先生との国際共同研究成果がCurrent Biologyに発表されました。
細胞配置換えの新しいメカニズムを発見し、神経管(脳のもと)が作られる原理の1つを明らかにしました。
2024年11月25日
主催:国際シンポジウム"International Symposium on Morphogenesis by Non-Cellular Materials"
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」主催の国際シンポジウムを京都大学時計台・国際ホールで開催します。
2024年11月20, 21日
第3回ASHBi 数理ヒト生物学研究会 "(Mathematical Human Biology of Shape(かたち) and Movement(うごき)"
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」で築き上げた多細胞動態の数理解析手法と応用成果について、井上が基調講演を行います。
https://ashbi.kyoto-u.ac.jp/ja/events/3rd-ashbi-mathhub-workshop/
2024年11月12日
京都大学11月祭に根本悠樹君がチーム有明で出展します。松本 嘉彦君が京大機械研究会で出展します。
サンタ・リアリティ https://www.nf.la/project/5119
京大機械研究会 https://www.nf.la/project/5072
2024年11月12日
黒田直也君の研究成果がPhysical Review Aに掲載されました。
Naoya Kuroda and Masato Senami, Enhancement of the molecular electron chirality by electronic excitation, Physical Review A
https://journals.aps.org/pra/abstract/10.1103/PhysRevA.110.052211
2024年10月26-27日
サイエンスアゴラ2024に出展しました
M2池田君、大住君、林君、筆本君、前田君が出展参加しました。たくさんの親子連れのご来場があり、大盛況でした。「PCシミュレーションで生物の「からだ作り」を解き明かす」で遊んでもらった貝アプリはWebから体験できます。
2024年10月11日
松本 嘉彦君、早稲田大学・山﨑先生との共同研究成果がJournal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturingに掲載されました。
遺伝的アルゴリズムを用いて形状やトポロジー、軌道を事前に定義せずにリンク脚機構を設計する新しい方法を提案し、実環境でも適切な性能を示しました。
Yoshihiko MATSUMOTO, Shintaro YAMASAKI, Yasuhiro INOUE,
One-degree-of-freedom planar link leg mechanisms design without predetermined trajectory using a genetic algorithm,
Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing,
2024年10月26-27日
サイエンスアゴラ2024に出展します
お台場・テレコムセンタービルで開催です。学術変革領域研究(A)「からだ工務店」のブースは326「PCシミュレーションで生物の「からだ作り」を解き明かす」
2024年5月12日
森川健太郎君が第36回バイオエンジニアリング講演会で優秀ポスター表彰を受けました。
おめでとうございます!
森川 健太郎,中村 拓未,松本 嘉彦,松田 佳祐,秋山 正和, 山崎 慎太郎,近藤 滋,井上 康博.生物の偏差成長の原理に学ぶ曲面構造の物理的造形手法
2024年4月22日
松本 嘉彦君が日本機械学会機素潤滑設計部門の奨励講演表彰を受けました。
おめでとうございます!
松本 嘉彦(京都大学)遺伝的アルゴリズムを用いた歩行機構の設計
2024年3月14日
森川健太郎君の総説がJournal of Biomechanical Science and Engineeringに採択されました。
Kentaro Morikawa, Yasuhiro Inoue,
Computational mechanics simulations on epithelial folding: strengths, insights, and future challenges, Journal of Biomechanical Science and Engineering 2024 (in press)
2024年3月13日
大阪大学・近藤研究室、静岡大学・後藤先生との共同研究がDevelopmentに発表されました。
成虫のカブトムシの鋭いツノができる秘密
Keisuke Matsuda, Haruhiko Adachi, Hiroki Gotoh, Yasuhiro Inoue, Shigeru Kondo, Adhesion and shrinkage transform the rounded pupal horn into an angular adult horn in Japanese rhinoceros beetle,
Development, 2024 Oct 15;151(20):dev202082. doi: 10.1242/dev.202082. Epub 2024 Mar 13.
2024年3月7-8日
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」春合宿
研究課題解決を目的とした春合宿を富山大学で開催します。
2023年12月27日
受賞
中村拓未君が第34回バイオフロンティア講演会の若手講演表彰に選ばれました。おめでとうございます。
https://www.jsme.or.jp/conference/biofrconf23/doc2/wakate.pdf
2024年1月19-20日
学術変革領域研究(A)三領域合同合宿
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」、「ジオラマ行動力学」、「データ記述科学」の三領域合同の研究合宿を富山大学で行います。今回は、各領域の実験課題に対して、三領域から集まった数理研究者が課題解決に挑みます。
2023年11月6日
黒田直也君の研究成果がJournal of the Physical Society of Japanに掲載されました。
Naoya Kuroda, Ayaki Sunaga, Masato Senami, Enhancement of Parity-Violating Energy Difference of CHFClBr, CHFClI, and CHFBrI by Breaking the Cancellation among Valence Orbital Contributions
2023年10月25日
森川健太郎君、基礎生物学研究所・新美先生、森田先生、左倉先生、静岡大学・後藤先生、国立遺伝学研究所・前野先生との共同研究成果がJournal of Theoretical Biologyに掲載されました。
形態形成における器官形状に対して、成長前と成長後のたった2つの画像から、どこがどれだけ成長したかを推定できます!
Kentaro Morikawa, Shinichi Morita, Kazuki Sakura, Akiteru Maeno, Hiroki Gotoh, Teruyuki Niimi, Yasuhiro Inoue, Unveiling the Role of Differential Growth in 3D Morphogenesis: An Inference Method to Analyze Area Expansion Rate Distribution in Biological Systems, Journal of Theoretical Biology (2023). https://doi.org/10.1016/j.jtbi.2023.111650
2023年11月18日-19日
サイエンスアゴラ2023(更新)
サイエンスアゴラ2023推進委員会の注目企画に選ばれました!
テレコムセンタービル3階ブース305でお待ちしております。
PCシミュレーションで生物の「からだ作り」を解き明かす Dissecting morphogenesis via PC simulation | Peatix
2023年11月18日-19日
サイエンスアゴラ2023
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」で出展します。今年も、領域研究の成果をPCシミュレーションで体験できる仕掛けが満載!
2023年7月28日
EMBO WS TSB Satellite Meeting
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」が共催する国際ミーティング。コンセプトを紹介し、国際的連携の議論を行いました。
https://sites.google.com/nibb.ac.jp/embo-ws-tsb-satellite-meeting/
2023年7月10日
受賞
黒田直也君が工学研究科吉田研究奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。
2023年6月8日
三村知広君が開発する多細胞動力学の新しい数理モデルの成果がJournal of Theoretical Biologyに掲載されました。
Tomohiro Mimura and Yasuhiro Inoue, Cell-center-based model for simulating three-dimensional monolayer tissue deformation, Journal of Theoretical Biology (2023). https://doi.org/10.1016/j.jtbi.2023.111560
git clone https://github.com/TomohiroMimura/CellCenterModel.git
2023年6月4日
受賞
森川健太郎君が日本機械学会第35回バイオエンジニアリング講演会でOutstanding Presentation表彰に選ばれました。おめでとうございます。
2022年12月20日
兵庫県立兵庫高等学校で出張講義をします
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」の研究を紹介します。カブトムシの折り畳みと展開による形態形成とその工学応用について講義します。
2022年12月12日
東京大学・塚谷先生、京都大学・望月先生との共同研究成果がDevelopmentに発表されました。
花びらの形が葉と違う仕組みを解明。
Ayaka Kinoshita, Makiko Naito, Zining Wang, Yasuhiro Inoue, Atsushi Mochizuki, Hirokazu Tsukaya
Position of meristems and the angles of the cell division plane regulate the uniqueness of lateral organ shape,
Development (2022)
2022年11月5-6日
サイエンスアゴラ2022に出展します
学術変革領域研究(A)「からだ工務店」で出展します(東京・お台場・テレコムセンター5階 ブース517)。当研究室からは、折り畳み・展開シミュレーションの体験デモを展示します。
2022年7月5日
上皮形態形成における物理環境の非対称性の影響に関する研究成果がSCIENTIFIC REPORTSに発表されました。
上皮形態における突起形状、ひだ形状、網目形状の違いが生まれる原理の1つに、物理環境の非対称があることを数理的に示しました。
Kentaro Morikawa, Daichi Kuroda, Yasuhiro Inoue
Impact of Environmental Asymmetry on Epithelial Morphogenesis, Scientific Reports (2022)
2022年6月20日
特定研究員の募集
生物の形態形成の数理モデリング・シミュレーション、または、生物の形態形成の原理の工学応用に関する研究を推進してくださる特定研究員を募集しています。これからプログラミングにチャレンジしたい方や新しく専門を広げてみたい方など、意欲的な方は、大歓迎です。どなたでも電子応募いただけますので、詳細はJREC-INをご覧ください。
2022年6月5日
BEST POSTER PRESENTATION AWARD 受賞
根本悠樹君がNICOGRAPH International 2022(芸術科学会主催)にてBest Poster Presentation Awardを受賞しました。おめでとうございます!
Someone to meet you: Introspective Encounter with the Presence of Someone from Uncertain Spatial Void
Yuki Nemoto and Yasuhiro Inoue
2022年3月24日
受賞
三村知広君が日本機械学会畠山賞を受賞しました。おめでとうございます。
2022年2月18日
森川健太郎君、京都市立芸術大学・富田先生(京大・名誉教授)との共同研究が紀要『日本哲学史研究』第18号に発表されました。
森川健太郎、富田直秀、井上康博
生命と「わかる」の数理モデル化の試み
紀要『日本哲学史研究』第18号
2021年11月15日
VTECH CHALLENGE 2021
根本悠樹君の「未然たるあなた」がVTech Challenge 2021(GREE, Inc. & REALITY, Inc)に採択されました。
2021年11月8日
IVRC2021
根本悠樹君が日本バーチャルリアリティ学会主催IVRC2021 Leap stageで発表した作品のキャッチ動画を公開しました。
2021年4月1日
新4回生が配属されました。
新しく7名が仲間入り。
2021年1月13日
大阪大学・近藤滋研究室との共同研究成果がSCIENTIFIC REPORTSに発表されました
カブトムシの3D角形状をコーディングする角原基折り畳みの数値解析
Keisuke Matsuda, Hiroki Gotoh, Haruhiko Adachi, Yasuhiro Inoue, Shigeru Kondo
Computational analyses decipher the primordial folding coding the 3D structure of the beetle horn, Scientific Reports (2021)
2020年1月2日
PURDUERDUE大学KIM研究室との国際共同研究成果が SOFT MATTERに発表されました。
アクチン繊維の棒状排除体積効果が様々な秩序構造を生み出す仕組み
2019年11月15日
上皮組織の折り畳みに関する研究成果がBIOMECH MODEL MECHANO BIOLに発表されました。
制限された空間内の上皮組織の折り畳み
Epithelial tissue folding pattern in confined geometry
2019年9月7日
京都大学ウイルス再生研・安達研究室との共同研究成果がBIOMECH MODEL MECHANO BIOLに発表されました
組織形態形成のエネルギーランドスケープ
An energy landscape approach to understanding variety and robustness in tissue morphogenesis
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